発行日 2002年12月1日
Published Date 2002/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003141061
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全身麻酔を用いた手術後には少なからず呼吸抑制が発生することを考慮して,術後肺合併症の予防のために適切な術後管理を行う.1)術前気道の浄化を目的とした禁煙,及びネブライザーの指示が重要である.2)術後の除痛は呼吸器合併症の予防に有効であり,NSAIDs,持続硬膜外鎮痛,patient-controlled analgesia(PCA)などが用いられている.3)術後呼吸器合併症に対する処置としては,気管支内視鏡による吸痰以外に最近ではミニ気管切開や経皮的気管切開セットなどが駆使されている
©Nankodo Co., Ltd., 2002