発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002087767
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自律神経温存直腸切除術では,交感神経(下腹神経,仙骨内臓神経)及び副交感神経(骨盤内臓神経)を共に温存する必要がある.下腹神経の損傷により射精機能障害,骨盤内臓神経の損傷により排尿障害・勃起障害を生ずる.又,骨盤神経叢から分枝する膀胱枝を損傷すると内尿道口の閉鎖不全を来たし逆行性射精現象を生じる.術後排尿・性機能温存のためには,局所解剖を熟知する必要がある
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