発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002077502
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
手術用手洗い水装置TU-AS(TOYODA)で作成した水の細菌培養を行った.その結果,Staphylococcus epidermidis,Flavobacterium sp.Pseudomonas aeruginosa,Acinetobacter calcoaceticus,Pseudomonas paucimobilis,Pseudomonas alcaligenes,Flavobacterium indologenesなど様々な細菌が検出された.この結果を受けて院内に滅菌水対策委員会を設置し多くの試みを行ったが,長期間継続して無菌状態とすることは困難であった.諸外国では手術時の手洗いに水道水を用いていることから,今後水道水で良しとするか否かの検討が必要と思われるが,医療法との関連もあり個々の病院で対応するには限界がある為,学会など公的機関によるガイドライン作成が望まれる
©Nankodo Co., Ltd., 2001