発行日 2001年9月1日
Published Date 2001/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002075236
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73歳女.突然の左下肢痛を主訴とし,閉塞性動脈硬化症が疑われ精査となった.下肢動脈造影,IA-DSA,腹部CTの所見から両側遺残坐骨動脈を有する症例の左遺残坐骨動脈の閉塞と診断され,10mの歩行でも下肢痛が生ずるため手術適応と判断し,左総大腿動脈-膝窩動脈バイパス術を施行した.術後経過は良好で,左側の足背動脈,後脛骨動脈の拍動も触知可能となり,下肢痛も消失した.術後のIV-DSAもグラフトの良好な開存を示していた
©Nankodo Co., Ltd., 2001