発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2014042070
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症例は14歳女性で、100m以上走ったり長い距離を歩いたりすると、誘因なく両側腓腹筋部に疼痛をきたすようになった。整骨院に約2年間通院したが、症状の改善は認められなかった。テスト所見より血管性跛行が強く疑われたため造影CTを行ったところ、腹部大動脈に狭窄を認め、大動脈炎症候群と診断した。ステロイド内服治療を行ったところ、連続歩行可能距離が600m台から2000m以上まで改善したが、走ったときの両側腓腹筋部痛は残存している。
©Nankodo Co., Ltd., 2013