発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002045210
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鼠径ヘルニア修復術である腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術(L群),mesh-plug法(MP法)(M群)及びBassini法(B群)を経済的観点から比較検討した.その結果,手術料,麻酔料共にL群で最も高かった.注射料,投薬料は有意差はなく,外科医数,看護婦数でも差はなかったが,L群は腰椎麻酔の為麻酔医を要した.手術室占有時間はL群がB群,M群の約1.7倍を要した.日常生活及び職場への復帰にかかる日数は,B群で他の2群に比べ2倍近い日数であった.鎮痛剤の使用頻度は,B群がM群,L群に比べ明らかに低かった
©Nankodo Co., Ltd., 2001