発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002045208
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最近の10年間における鼠径ヘルニア手術術式の大きな変化は,腹腔鏡下ヘルニア修復術(LH)とmesh plug(MP)法の導入である.LHの中ではTAPP法から,気腹を必要とせずかつ腹腔内臓器に関する合併症のないTEP法への移行がみられた.またLHの適応がヘルニア門の大きなNyhus分類III症例,再発例,両側例に限定されるようになり,LHの全症例数が徐々に減少し,代わって体表からのアプローチ法で,tension-freeなMP法が普及しつつある.一方,従来法はこれら2法の普及と共に減少している
©Nankodo Co., Ltd., 2001