発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002039151
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鼠径管後壁の補強構造には,厚さの上でも質的にも大きな個体差があるが,腹横筋と内腹斜筋の停止部が最も重要である.腹腔側から最初に見える鼠径靱帯様の構造が,腸骨恥骨靱帯である.腸骨恥骨靱帯は,横筋筋膜の浅側で腹横筋・内腹斜筋の停止部と同じ層にある.しかし,同靱帯が後壁補強の主役であるとは考えにくい
©Nankodo Co., Ltd., 2001