発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002009922
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56歳女.左鼠径部腫瘤および疼痛を主訴に受診した.骨盤部CTにて,鼠径部左側に15×15cmの嚢胞性病変を認め,又,骨盤内に子宮筋腫と思われる子宮と連続した腫瘤を認めた.臨床経過,CT所見などから左鼠径部非還納性ヘルニアと診断し手術を行った.本例は閉経後時間が経っている為か線維性組織が増生し,嚢胞化していた為に境界明瞭で比較的容易に剥離でき,術後経過良好で7日目に退院した
©Nankodo Co., Ltd., 2001