発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002020874
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46歳男.11年前に心窩部の腹壁腫瘤を切除し,隆起性皮膚線維肉腫(DFSP)と診断された.以後,前回の手術創に有痛性の腫瘤が出現し,生検にてDFSPと診断し手術を施行した.手術所見では,腹直筋筋膜前鞘も含めて腫瘤をen blocに切除し,欠損部に対し右鼠径部より全層植皮術を行った.病理組織学的所見では軽度の異型,大小不同を示す短紡錘型腫瘍細胞がstriform patternを示し,免疫組織化学的にCD34染色陽性となり,DFSPの局所再発と診断した.術後経過良好で現在再発はみられない
©Nankodo Co., Ltd., 2001