発行日 2001年4月1日
Published Date 2001/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001223172
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食道表在癌に対する手術的治療法を中心に概説した.食道癌の診断技術の向上に伴い適切な進行度診断が行われ,治療方針においても従来の標準的治療から個別化した治療,つまりオーダーメイド化したものに変貌してきている.食道表在癌の治療において,リンパ節転移を有しないm1~m2癌に対する治療法は,主病巣の切除即ち内視鏡的粘膜切除術が中心であり,m3~sm1癌に対する治療法は施設によって様々であり,縮小手術か標準手術が選択される.sm2,sm3癌では30%以上のリンパ節転移を有するため,一般に進行癌に準じた根治術ないし胸腔鏡下手術の適応とされている
©Nankodo Co., Ltd., 2001