発行日 2001年2月1日
Published Date 2001/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001174286
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肝切除術における術後抗菌薬の投与は,あくまでも手術操作部位の感染予防と認識し,1993年より肝切除術の術後抗菌薬の投与を3日間に限定している.1993年前後と近年の肝切除後の感染症の特徴について検討すると,近年肝断端膿瘍は減少しているが,原因としての胆汁漏の比と逆行性感染の比が増加している.予防としては,胆汁漏など内因性汚染の防止,外因性汚染(院内感染)の防止の徹底が重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2001