発行日 2015年6月1日
Published Date 2015/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2015363211
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74歳男。4年前に近医にて右胸腔の巨大肺嚢胞、慢性閉塞性肺疾患、肺塞栓症と診断され、在宅酸素療法(HOT)を導入された。今回、安静時呼吸困難が急速に進行し、胸部X線にて巨大肺嚢胞の膨張を認めたため当院搬送となった。臨床経過および胸部画像所見より、巨大気腫性肺嚢胞による呼吸不全の急性増悪と診断し、嚢胞内ドレナージ、気管支塞栓術、嚢胞内癒着術を施行した。術後8週で嚢胞は消失し、その後の経過は良好であった。
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