発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2014065774
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71歳女。背部痛・左片麻痺・一過性意識障害を主訴に近医受診し、脳梗塞および急性大動脈解離と診断され、当院へ救急搬送された。諸検査により、脳梗塞を同時に発症したStanford A型急性大動脈解離と診断した。治療方針について脳神経外科と協議した結果、脳梗塞は緊急治療の必要性がなく、一方で背部痛が増悪していることから、急性大動脈解離に対する治療が優先との結論に至った。そこで、治療は先ず心臓血管外科で上行大動脈置換術を行ったあと脳神経外科で開頭外減圧および内減圧術を施行し、良好な結果が得られた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013