発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011338807
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
著者らは胸腔鏡下肺手術前にCT像から市販されているアクティブメガネシャッター方式の三次元(3D)表示方式を使用して3D対応モニターを用いた術前3Dシミュレーションを試みた。その結果、気管支・肺血管の枝に肺葉の形や予定手術切断面を合成したオブジェクトを作り、バーチャルな場面にオブジェクトをおき、3D動画を作る作業は数分で完了できた。また作成された3D表示画像の動画は静止させることが可能で、更に静止した画像は3D表示画像として拡大、回転、移動することも自由にできた。以上より、本法による3D表示での手術シミュレーションは同じ情報量の従来画像と比較してよりわかりやすいものなった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011