3次元画像による手術支援
3次元画像による手術シミュレーション 3次元シミュレーションによる生体肝移植ドナーの術前評価と術式選択
佐藤 彰一
1
,
幕内 雅敏
1東京大学 人工臓器移植外科
キーワード:
肝静脈
,
肝臓移植
,
術前診断
,
吻合術
,
コンピュータシミュレーション
,
リビングドナー
,
三次元イメージング
,
MPR (Multiplanar Reconstruction)
Keyword:
Anastomosis, Surgical
,
Computer Simulation
,
Hepatic Veins
,
Liver Transplantation
,
Living Donors
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.49-53
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007098910
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3次元シミュレーションは生体肝移植グラフトの容積の評価だけでなく、個々の肝静脈の還流領域を測定することも可能であるため中肝静脈の分枝(V5・V8)の再建計画に有用である。また、多断面変換表示(MPR)画像にて肝静脈末梢間吻合を同定できる例もあり、この場合肝静脈再建を省略することができる。3次元シミュレーションは生体肝移植の手術計画のポイントとなるグラフト選択、および肝静脈再建に必要な情報を提供し、より安全な生体肝移植手術に寄与している。
©Nankodo Co., Ltd., 2007