3次元画像による手術支援
3次元画像による手術シミュレーション 手術計画支援のための対話型ボリューム変形・加工シミュレーション
中尾 恵
1
,
佐藤 寿彦
,
黒田 嘉宏
,
黒田 知宏
,
湊 小太郎
1奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
キーワード:
胸腔鏡法
,
コンピュータシミュレーション
,
三次元イメージング
,
胸部CT
Keyword:
Computer Simulation
,
Thoracoscopy
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.36-42
発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007098908
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外科領域において、鏡視下手術などの先端医療技術が広がりをみせる中、手術の信頼性、安全性の向上に関する社会的関心が高まっている。一方、CTやMRIなどの撮像機器の普及により、臨床現場では膨大な医用画像が蓄積されている。本研究では、鏡視下手術における患者の症例に合せた高度治療計画の支援を目的として、術前リハーサルシステムの開発を目指している。手術時に想定される軟組織の物理的な変化をシミュレートし、実時間でボリューム像上に描出することで、あたかも術前に手術を試行できるような環境を提供する。術前における綿密な手術計画の立案、計画内容の共有を支援する。本稿では、開発システムの概要と臨床データの適用を通したいくつかの検証結果を報告する。
©Nankodo Co., Ltd., 2007