発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009275821
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著者らが経験した急性心筋梗塞(AMI)後の左室自由壁破裂4例について検討した。年齢は64~76歳(平均69.5歳)で、男性3例、女性1例であった。破裂型はblow out型2例、oozing型2例、責任病変は左前下行枝(LAD)3例、左回旋枝(LCX)1例であった。術前の循環補助はIABPが1例、心嚢ドレナージ+IABPが2例、なし1例であった。全例に緊急手術を行い、救命し得た。術式は直接縫合閉鎖が2例、sutureless法+on pomp CABGによる1枝バイパス術が1例、sutureless法+OPCABによる1枝バイパス術が1例であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2009