気管・気管支形成手術の現況
気管支形成と肺動脈形成 肺癌手術における気管支・肺動脈形成術の検討
関 哲男
1
,
小林 哲
,
田村 元彦
,
荒木 修
,
苅部 陽子
,
梅津 英央
,
石濱 洋美
,
長井 千輔
,
千田 雅之
,
三好 新一郎
1太田綜合病院附属太田西ノ内病院 呼吸器外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
生存率
,
腺癌
,
肺腫瘍
,
肺動脈
,
扁平上皮癌
,
血管形成術
,
気管気管支形成術
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Carcinoma, Squamous Cell
,
Medical Illustration
,
Lung Neoplasms
,
Pulmonary Artery
,
Survival Rate
,
Angioplasty
pp.968-971
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009016928
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著者らが行った肺癌に対する気管支・肺動脈形成術33例について検討した。その結果、1)気管支形成術は23例に行なわれ、管状切除15例、楔状切除7例、気管支壁のみの切除が1例であった。2)吻合部合併症として、縫合不全を2例(8.7%)、吻合部狭窄を1例(4.3%)に認められた。3)肺動脈形成は18例に行い、うち8例は気管支形成に併施したものであり、気管支形成例の34.8%を占めていた。4)術後狭窄や出血は認めず、手術関連の合併症も認めなかった。尚、気管支形成術を施行した23例の病理病期別5年生存率はI期75%、II期67%、III期39%であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2008