気管・気管支形成手術の現況
特殊な形成 気管形成の特殊例 喉頭再建と分岐部再建
千田 雅之
1
,
箕輪 宗生
,
江場 俊介
,
苅部 陽子
1獨協医科大学 胸部外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
気管腫瘍
,
喉頭
,
喉頭狭窄
,
喉頭腫瘍
,
腫瘍侵入性
,
肺腫瘍
,
致死的転帰
,
気管気管支形成術
,
喉頭形成術
Keyword:
Medical Illustration
,
Lung Neoplasms
,
Laryngeal Neoplasms
,
Laryngostenosis
,
Larynx
,
Neoplasm Invasiveness
,
Tracheal Neoplasms
,
Fatal Outcome
,
Laryngoplasty
pp.972-975
発行日 2008年10月1日
Published Date 2008/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2009016929
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
著者らが気管・気管支形成を行った51例のうち、気管喉頭再建を行った2例と気管分岐部モンタージュ再建を行った2例を対象に、その問題点を検討した。その結果、気管喉頭再建例の疾患は挿管後声門下狭窄、甲状腺癌気管喉頭浸潤であった。気管分岐部モンタージュ再建例の疾患はいずれも肺癌であった。気管喉頭再建・舌骨上受動では反回神経を温存し得ても術後の嚥下機能の回復に時間を要するものがあった。気管分岐部モンタージュ再建では端側吻合を行う気管支の口径差が重要であることが確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2008