発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2008178601
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症例は63歳男性で、他院にて自然気胸に対する胸腔鏡下肺嚢胞切除術後1年目に喀血が出現し、当科入院となった。気管支動脈造影にて気管支動脈の増生と肺切除断端部位に一致して造影剤の貯留を認め、気道出血と診断し、胸腔鏡手術を施行した。病理組織学的に前回の肺切除時に使用したステープリング近傍から出血したことが考えられ、術後経過良好で、術後4ヵ月の現在、喀血はみられない。
©Nankodo Co., Ltd., 2008