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The Japanese Journal of Thoracic Surgery Volume 61, Issue 1 （January 2008）

胸部外科 61巻1号（2008年1月発行）

肺癌の集学的治療2008年

非小細胞肺癌に対する組織培養法抗癌薬感受性試験に基づく放射線同時併用化学療法玉置剛司 ¹ , 尾浦正二 , 吉増達也 , 太田文典 , 中村理恵 , 清水幸生 , 清井めぐみ , 内藤古真 , 平井慶充 , 岡村吉隆 ¹和歌山県立医科大学第一外科キーワード： Cisplatin , Etoposide , 生存率 , 肺癌-非小細胞 , Mitomycin , Paclitaxel , 治療成績 , ネオアジュバント療法 , Docetaxel , Irinotecan , Vinorelbine , 放射線化学療法 , HDRA法 Keyword: Carcinoma, Non-Small-Cell Lung , Cisplatin , Etoposide , Survival Rate , Treatment Outcome , Mitomycin , Paclitaxel , Neoadjuvant Therapy , Chemoradiotherapy , Vinorelbine , Irinotecan , Docetaxel pp.31-35

発行日 2008年1月1日 Published Date 2008/1/1

DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2008133508

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1999～2004年に組織培養法抗癌薬感受性試験(HDRA)陽性薬剤を使用した放射線同時併用化学療法(CCRT)を施行した非小細胞肺癌21症例(57～78歳、平均66歳)を対象に、その治療成績を報告した。CCRTの適応としては導入療法目的5例、再発例4例、手術不能例12例で、使用薬剤は2剤19例、1剤、3剤各1例であった。1)評価可能であった20例ではCR:1例、PR:18例、SD:1例で、奏功率は95%であった。2)導入療法目的5例は全例手術が施行され、完全切除が施行された。3)経過観察期間は平均816日で、癌死10例、他病死6例で、5例が現在生存中である。4)他病死を除いた場合、1年生存率は73.9%、5年生存率は40.3%、中間生存期間は604日で、これまで報告されたCCRTのプロトコールの治療成績に比べて、明らかに優れているとは言い難たかった。