肺癌生存期間延長の謎 今何が起こっている?
非小細胞肺癌の標準治療と今後の展望 初回治療の抗癌薬選択
解良 恭一
1
,
山本 信之
1静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科
キーワード:
Carboplatin
,
Cisplatin
,
抗腫瘍剤
,
肺癌-非小細胞
,
Paclitaxel
,
Gemcitabine
,
Irinotecan
,
Vinorelbine
,
分子標的治療
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Carcinoma, Non-Small-Cell Lung
,
Cisplatin
,
Carboplatin
,
Paclitaxel
,
Molecular Targeted Therapy
,
Vinorelbine
,
Irinotecan
,
Gemcitabine
pp.255-259
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009125128
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進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対する初回化学療法について、主な臨床試験やメタ分析に基づき解説した。現在のNSCLCに対する初回標準的治療は、プラチナ製剤と1990年代に登場した新規抗癌薬による2剤併用療法で、どの組み合わせにおいても優劣はないと考えられている。しかし、最近の分子標的治療薬における研究では、オーダーメード治療としての可能性が示唆されている。今後は、分子標的治療薬の初回治療における意義が検討されていくであろう。
©Nankodo Co., Ltd., 2009