発行日 2007年8月1日
Published Date 2007/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2007324260
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冠状動脈バイパス術(CABG)を施行した透析患者36例を対象とした。体外循環を用いた群(On群17例)、体外循環非使用下にて行った群(Off群19例)に大別し、手術成績を比較・検討した。透析患者に対するOPCABは低侵襲で周術期管理が容易であった。周術期の血液浄化法をより効率的に行うためには、術前:術前日に透析を行う、術中:OPCABでは術中透析を行わないが、MAP血はセル・セーバーで洗浄して使用し、人工心肺使用の場合、心拍動下に行う、術中透析は人工心肺用血液濃縮器を用いてHFで行う、術後:HD再開は可能であれば術後2日目以降とするであった。
©Nankodo Co., Ltd., 2007