特集 Wnt協奏曲:新たな活性化機構と他の増殖・分化シグナルとの協調による形態形成
(第1部)Wntシグナル活性化の新機軸 非Wntタンパク質によるWntシグナル制御
内藤 篤彦
1
1大阪大学 大学院医学系研究科心血管再生医学寄附講座
キーワード:
加齢
,
変異
,
補体C1q
,
ノックアウトマウス
,
Frizzled Receptors
,
Wntシグナルトランスダクション
,
LDL-Receptor Related Protein 6
,
LDL-Receptor Related Protein 5
,
R-Spondin
,
NDP Protein
Keyword:
Aging
,
Mutation
,
Complement C1q
,
Mice, Knockout
,
Frizzled Receptors
,
Low Density Lipoprotein Receptor-Related Protein-5
,
Wnt Signaling Pathway
,
Low Density Lipoprotein Receptor-Related Protein-6
,
NDP Protein, Human
pp.401-405
発行日 2013年3月22日
Published Date 2013/3/22
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Wntシグナルは種を超えて高度に保存されたシグナル伝達経路である.古典的 Wntシグナルは一般的に Wntタンパク質とその受容体である Frizzled,共受容体である LRP5/6の結合によって活性化されるが,近年非 Wntタンパク質によっても Wntシグナルが制御を受けていることが報告されている.本稿ではこのような非 Wntタンパク質による Wntシグナル制御について,特にタンパク質切断による Wntシグナル制御に注目して概説する.
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