特集 脳神経内科疾患での画像の役立て方:脳神経内科医との対話
脊椎脊髄疾患における画像の役割
安藤 哲朗
1
1亀田メディカルセンター脳神経センター脳神経内科
キーワード:
神経症候
,
部位診断
,
質的診断
Keyword:
神経症候
,
部位診断
,
質的診断
pp.560-571
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000006236
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● 脊椎脊髄疾患の診断には画像診断が不可欠だが,的確な病態診断には神経症候との対比が必要であり,画像所見のみで診断してはならない.
● 診断には「部位診断」と「質的診断」のプロセスが必要で,脊椎と脊髄の解剖学的知識(高位差や神経根の走行)が重要である.
● 頸椎症,脊髄サルコイドーシス,脊髄梗塞などでは,画像所見と臨床症候が一致しない場合があり,症候の詳細な評価と適切な画像診断の解釈が必要である.

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