特集 脳神経内科疾患での画像の役立て方:脳神経内科医との対話
てんかん診療における画像の役割
曽根 大地
1
1東京慈恵会医科大学精神医学講座
キーワード:
てんかん
,
脳画像
,
MRI
,
核医学
Keyword:
てんかん
,
脳画像
,
MRI
,
核医学
pp.572-584
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000006237
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● てんかん診療における脳画像の主な役割は,etiology(病因)の特定,特に難治性てんかんにおける焦点病変の同定である.
● てんかん原性病変は時にMRI 所見が軽微であり,HARNESS-MRIなどの適切な撮像プロトコールを用いる必要がある.
● 海馬硬化や限局性皮質異形成をはじめとして,他の形成異常病変,血管奇形,LEAT,髄膜脳瘤,MOGHEなど,様々なてんかん原性病変に関して知っておくことが望ましい.
● 18F-FDG-PETや脳血流SPECTにより,MRIで異常のないケースでも焦点部位を絞り込める可能性がある.

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