特集 “経過観察”の脳画像診断:ホントに著変ありません?
認知症・変性疾患
松末 英司
1
,
井上 千恵
1
,
松本 顕佑
1
,
谷野 朋彦
1
,
中村 一彦
1
,
藤井 進也
2
1鳥取県立中央病院放射線科
2鳥取大学医学部統合内科医学講座画像診断治療学分野
キーワード:
Alzheimer病
,
特発性正常圧水頭症(iNPH)
,
非定型パーキンソニズム
,
アミロイド関連画像異常(ARIA)
Keyword:
Alzheimer病
,
特発性正常圧水頭症(iNPH)
,
非定型パーキンソニズム
,
アミロイド関連画像異常(ARIA)
pp.1315-1324
発行日 2024年10月25日
Published Date 2024/10/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000005847
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● 変性疾患のMRIによる経時的な画像評価では,萎縮や信号変化,脳室拡大などの軽微な変化を正確にとらえることが重要である.
● 脳溝の開大,硬膜と大脳皮質間の間隙の有無,脳実質の輪郭,脳室の形態の変化からのアプローチ,多方向からの評価,画像統計解析を活用した評価などが有用である.
● Alzheimer 病の抗Aβ抗体による治療後のアミロイド関連画像異常(ARIA)に精通するとともに,正確な検出と一貫した重症度評価が求められる.
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