特集 子宮内膜症の病態と画像診断 ―温故知新
子宮内膜症・子宮腺筋症の病態，産婦人科的診断と治療戦略
吉田 加奈子
1
,
村山 美咲
1
,
笹田 ひかり
2
,
門田 友里
1
,
河北 貴子
1
,
木内 理世
1
,
加藤 剛志
1
,
岩佐 武
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
2公立学校共済組合四国中央病院産婦人科学講座
キーワード：
子宮内膜症・子宮腺筋症の発生起源
,
子宮内膜症の産婦人科的な診断法
,
子宮内膜症・子宮腺筋症の治療戦略
Keyword:
子宮内膜症・子宮腺筋症の発生起源
,
子宮内膜症の産婦人科的な診断法
,
子宮内膜症・子宮腺筋症の治療戦略
pp.751-758
発行日 2023年6月25日
Published Date 2023/6/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000004702
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●子宮内膜症・子宮腺筋症は，子宮内膜が異所性に増殖することにより，月経困難症，慢性骨盤痛，不妊症などの症状を来す疾患である．
●子宮内膜症・子宮腺筋症の診断には，経腟超音波検査やMRIが有用である．
●子宮内膜症の主な治療法としてホルモン療法と手術療法があるが，閉経までの期間は再発を念頭に置き，長期的な管理を必要とする．
●子宮腺筋症の取り扱いは，新規ホルモン剤や手術療法の開発により著しく変化したが，根治治療は子宮全摘術であり，妊孕性温存を希望する場合の子宮腺筋症核出術の有効性や安全性については明確な結論が出ていない．
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