特集 局所進展とリンパ節転移に力点をおいた画像による癌の病期診断2022
6 胃
鶴丸 大介
1
,
高津 憲之
1
,
甲斐 聖広
1
,
石神 康生
1
1九州大学大学院医学研究院 臨床放射線科学分野
キーワード:
胃癌
,
CT
,
腹膜播種
Keyword:
胃癌
,
CT
,
腹膜播種
pp.S84-S93
発行日 2022年3月10日
Published Date 2022/3/10
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000002717
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わが国では,胃がん検診の普及により早期胃癌の割合が6割をこえるようになった.一方で,胃癌発生の原因となるHelicobacter pylori感染率は低下し,胃癌そのものの罹患率は頭打ち傾向にある.治療に関しては,早期胃癌(粘膜内癌)に対する内視鏡的粘膜下層剥離術が進歩し,進行胃癌においては多種の化学療法が開発されてきた.いうまでもなく,適切な治療を選択するには,正確な病期診断が必要である.
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