Japanese
English
特集 進行消化器癌のconversion surgery
II. 各論
2.胃 癌
-2)腹膜播種
Conversion surgery for gastric cancer with peritoneal dissemination
中村 公紀
1
,
中森 幹人
1
,
尾島 敏康
1
,
勝田 将裕
1
,
山上 裕機
1
M. Nakamura
1
,
M. Nakamori
1
,
T. Ojima
1
,
M. Katsuda
1
,
H. Yamaue
1
1和歌山県立医科大学外科学第二
キーワード:
胃癌
,
腹膜播種
,
conversion surgery
,
審査腹腔鏡
Keyword:
胃癌
,
腹膜播種
,
conversion surgery
,
審査腹腔鏡
pp.23-27
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_23
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近年,化学療法・分子標的薬の治療成績向上により,根治切除不能の進行癌が根治切除可能となる症例を経験するようになり,胃癌でもconversion surgeryという概念が導入された.一方,腹膜播種や腹腔洗浄細胞診陽性を伴う胃癌はきわめて予後不良であり,全身化学療法のみでは予後延長効果には限界がある.腹膜播種例に対してもconversion surgeryによる予後向上が期待されるが,まだそのエビデンスはとぼしく,今後,その意義について前向きに臨床研究を通して検討する必要がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2018