すとらびすむす
時は流れる
藤永 康成
1
1信州大学医学部画像医学教室
pp.387-387
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001659
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「難波津に 咲くやこの花 冬ごもり今を春べと 咲くやこの花」「難波津の歌(なにわづのうた)」と呼ばれるこの歌は,仁徳天皇の即位の祝いに王わに仁博士が梅の花に添えて贈ったとされ,『古今和歌集』の仮名序で紹介されている.現代語訳すると,「難波津に花が咲いたよ.冬の間はこもっていたが,いよいよ春だと梅の花が知らせてくれたよ」という意味だろうか.徳の高い仁徳天皇の治世が末永く続くようにとの願いを込めた歌だとされている.
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