特集 知っていると役立つ小児画像診断における正常と異常の境界
脊髄・脊椎−先天奇形との鑑別を中心に−
青木 英和
1
,
堤 義之
2
1東北大学病院放射線診断科
2国立成育医療研究センター放射線診療部
キーワード:
閉鎖性脊椎癒合不全症
,
係留脊髄症候群
,
終糸線維脂肪腫
,
二分脊椎
Keyword:
閉鎖性脊椎癒合不全症
,
係留脊髄症候群
,
終糸線維脂肪腫
,
二分脊椎
pp.1529-1539
発行日 2019年11月25日
Published Date 2019/11/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000001433
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低位脊髄円錐や終糸肥厚は係留脊髄症候群を疑わせる所見であるため,超音波検査やMRIでは,脊髄円錐下端の位置や終糸径を評価することが大切である.半椎体などの椎体奇形をみた場合,背景の先天奇形症候群の有無に留意する必要がある.二分脊椎とは椎弓正中の癒合不全を指し,他に異常がなければ正常変異と考えてよい.
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