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画像診断2017年4月号特集「膵疾患の画像診断Update─診療ガイドラインを踏まえて─」
棚橋 裕吉
1
,
五島 聡
1
,
井上 大
2
1岐阜大学医学部附属病院放射線科
2金沢大学大学院医薬保健学総合研究科放射線科学
キーワード:
急性膵炎
,
壊死性膵炎
,
自己免疫性膵炎(AIP)
Keyword:
急性膵炎
,
壊死性膵炎
,
自己免疫性膵炎(AIP)
pp.1092-1094
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
DOI https://doi.org/10.15105/GZ.0000000101
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急性膵炎の重症度判定診断の“造影不良域”の評価は,膵実質相と平衡相のどちらで評価すべきでしょうか? 壊死性膵炎の定義は「膵実質もしくは膵周囲組織のいずれか,もしくは両者が壊死に陥ったものである」ですが,膵周囲のみが壊死する壊死性膵炎と,間質性浮腫性膵炎による周囲炎症波及はどのように鑑別するのでしょうか? また,脂肪壊死とAPFC(急性膵周囲液体貯留)やANC(急性壊死性貯留)の鑑別も困難な場合が多いと思われますが,明瞭な鑑別点はあるのでしょうか? 自己免疫性膵炎(AIP)の病変内に認められる点状・斑状の濃染域に関して,病変内の小葉構造の破壊が乏しいために認められる所見と推測されるとあります.こうしたspeckled enhancementと線維化,閉塞性静脈炎の程度に相関性は報告されているのでしょうか?
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