第1特集 ジェネラリストの「肝」どころ
「肝」どころを掴もう
アルコール関連肝疾患の変遷と最新の潮流
-2011年JASBRA診断基準から現在まで
髙橋 秀明
1,2
1聖マリアンナ医科大学 消化器内科
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 消化器内科
pp.578-582
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026050006
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はじめに
アルコール関連肝疾患(alcohol-related liver disease:ALD)は,ウイルス性肝炎に対する治療の進歩に伴い,近年その重要性が再認識されている.わが国では2011年にアルコール医学生物学研究会(Japanese Society for Biomedical Research on Alcohol:JASBRA)から示された診断基準(2021年小改訂)が,現在も実臨床で広く用いられている.本稿では,ALDの背景,疫学,病態に加え,2011年JASBRA診断基準を起点とした診断の変遷,および昨今の大きなトピックであるMASLD and increased alcohol intake(MetALD)の概念やハーム・リダクションを取り入れた治療などの最新の潮流について概説する.

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