特集 消化器薬―新時代の治療指針
肝胆膵疾患
アルコール性肝障害・アルコール依存症
堀江 義則
1,2
1国際医療福祉大学臨床医学研究センター
2山王病院内科
pp.92-95
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107279
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ポイント
◎治療の基本は禁酒であり,そのほかの治療法は補助的である.
◎アルコール性脂肪肝など初期の段階では,生活習慣病の予防と合わせた生活指導,節酒・断酒指導が重要である.
◎重症アルコール性肝炎では,早期からの薬物治療開始が重要である.消化管出血の予防など,合併症に配慮した治療も必要である.
◎重症アルコール性肝炎やアルコール性肝硬変に伴う肝不全では,腹水や肝性脳症の治療を行う.
◎抗酒薬や断酒補助薬は,断酒の意思がある患者に対し,心理社会的治療と併用しなければならない.
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