第2特集 チームで目指すDiagnostic Excellence
診断における連携・協働
他医・他科・他院と目指すDiagnostic Excellence
國友 耕太郎
1
1国立病院機構熊本医療センター 総合診療科
pp.90-93
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2025010013
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はじめに
患者の診断・ケアを向上させるためには,他科・病院間の協働がきわめて重要である. なかでも総合診療医やかかりつけ医は,診断に関して臓器別専門医や高次医療機関の医師 と協働していくことが欠かせない.しかし実臨床では,協働の過程で診断エラーが発生す ることを時に経験する. 本稿では,他医・他科・他院との協働が,良質な診断の6要素(Patient centeredness, Timeliness,Safety,Efficiency,Effectiveness,Equity)にどう関連しているか(メ リット・デメリット),また,Diagnostic Excellenceを目指すために,他医・他科・他院 との協働をどのようにすればよいかを考える.
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