特集 プライマリ・ケアにおける腰痛診療
診断と治療
上殿皮神経障害による腰痛
藤原 史明
1
,
金 景成
2
,
井須 豊彦
3
1白十字病院 脳神経外科
2日本医科大学 千葉北総病院 脳神経外科
3釧路労災病院 脳神経外科/末梢神経外科センター
pp.528-531
発行日 2024年5月1日
Published Date 2024/5/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2024050011
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Point
・上殿皮神経障害は非特異的腰痛であるが日常臨床で遭遇する機会は少なくない.
・診断は疼痛領域(ズボンのベルト辺り)から類推し,圧痛部位をもとにブロックを行って診断する.
・難治性の症例には神経剥離術が有効であるが,中殿皮神経障害,中殿筋障害や仙腸関節障害などほかの腰椎周辺疾患(paralumbar spine disease)の併発にも注意が必要である.
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