特集 薬剤師の情報福袋 新薬,診療GL,etc詰め合わせ
Pick Up! 注目の診療ガイドライン③ 新薬続々,便通異常症 診療ガイドライン2023 ─機能性便秘症と機能性下痢症─
荻野 治栄
1
,
田中 義将
1
,
伊原 栄吉
1
1九州大学大学院医学研究院 病態制御内科学(第三内科)
pp.36-40
発行日 2025年1月5日
Published Date 2025/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/ph.2025010009
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Key Points
便通異常は,日常生活の質を落とすだけでなく,長期予後にも影響するため適切な治療介入が必要である.
機能性便秘症の治療では,刺激性下剤の依存をなくし,緩下剤や上皮機能変容薬,胆汁酸トランスポーター阻害薬などでコントロールすることが大切である.
慢性下痢症に占める機能性下痢症の割合は小さいため,慢性下痢症の診療に際しては,二次性の慢性下痢症を鑑別することが大切となる.
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