今月の主題 腸疾患診療のノウハウ
症状からの診断
便通異常(下痢・便秘)
佐々木 賀広
1
,
棟方 昭博
1
1弘前大学医学部第1内科
pp.758-759
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908683
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ポイント
下痢の診断は,発症様式,罹患中の疾患,薬剤の服用歴,既往歴,誘発因子,随伴症状の問診から.
糞便検査と大腸内視鏡検査で診断を確定する.
便秘の診断は二次性便秘(薬剤性,代謝・内分泌性,神経・筋原性,器質的障害)の除外診断から.
特発性便秘は,弛緩性便秘と痙攣性便秘に分類され,臨床症状から鑑別する.
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