特集 知っておきたい呼吸ケア
非薬物的治療法の考え方 栄養療法
二村 昭彦
1
,
臼井 正信
,
伊藤 彰博
1藤田医科大学七栗記念病院 薬剤課
キーワード:
運動療法
,
エネルギー摂取量
,
タンパク質-エネルギー栄養障害
,
栄養管理
,
栄養指導
,
肺疾患-慢性閉塞性
,
経腸栄養剤
,
高タンパク食
,
呼吸商
Keyword:
Diet, High-Protein
,
Protein-Energy Malnutrition
,
Energy Intake
,
Exercise Therapy
,
Pulmonary Disease, Chronic Obstructive
,
Nutrition Therapy
pp.2224-2228
発行日 2022年7月5日
Published Date 2022/7/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2022237114
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<Key Points>●呼吸器疾患の予後改善には、安静時エネルギー消費量の1.5倍程度に総エネルギーを設定し、分岐鎖アミノ酸を含む十分なタンパク質摂取が必要とされる。●高炭酸ガス血症の患者では、二酸化炭素の産生を減少させる脂質を多く含む栄養療法が有効である。●呼吸機能への負担が少ない栄養摂取法の指導や栄養剤を使った栄養療法が、栄養必要量の確保には重要である。●呼吸器疾患治療の目標は、薬物療法、栄養療法、運動療法の集学的治療により、呼吸不全の進行を遅らせ、増悪による入院を回避し、生活の質や予後を改善させることである。
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