特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 血液腫瘍治療薬
小井土 啓一
1
1国立病院機構横浜医療センター 薬剤部
キーワード：
Azacitidine
,
加齢
,
抗腫瘍剤
,
腫瘍多剤併用療法
,
骨髄腫-多発性
,
白血病-急性骨髄性
,
Evidence-Based Medicine
,
造血器腫瘍
,
Venetoclax
,
Daratumumab
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
Hematologic Neoplasms
,
Antineoplastic Agents
,
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Multiple Myeloma
,
Aging
,
Azacitidine
,
Venetoclax
,
Daratumumab
pp.189-193
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106248
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＜Key Points＞◎75歳を超える高齢急性骨髄性白血病(AML)患者には標準的な寛解導入療法が存在しない。◎高齢AML患者に対するベネトクラクスとアザシチジンの併用療法の有用性がランダム化第III相試験で示された。◎ダラツムマブは多発性骨髄腫に対して非常に有用であるが、投与時間が長いことが臨床上大きな課題である。◎ダラツムマブの用量固定皮下投与は、従来の静脈投与とほぼ同等の治療成績で副作用が軽減できることがランダム化第III相試験で示された。
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