特集 予防接種パーフェクトガイド
注意を必要とする疾患・病態 免疫不全患者
高田 英俊
1
1筑波大学 医学医療系小児科学
キーワード:
HIV感染症
,
インフルエンザワクチン
,
Steroids
,
血統
,
抗炎症剤
,
抗腫瘍剤
,
子宮頸部腫瘍
,
免疫不全症候群
,
免疫抑制剤
,
予防接種
,
肺炎球菌ワクチン
,
パピローマウイルスワクチン
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Steroids
,
Influenza Vaccines
,
Immunologic Deficiency Syndromes
,
Immunosuppressive Agents
,
Vaccination
,
HIV Infections
,
Anti-Inflammatory Agents
,
Uterine Cervical Neoplasms
,
Pedigree
,
Pneumococcal Vaccines
,
Papillomavirus Vaccines
pp.1541-1547
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021034495
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●これまで原発性免疫不全症、および造血幹細胞移植後などの二次性免疫不全状態患者における様々な予防接種副反応が報告されている。●予防接種に際しては、原発性免疫不全症や二次性免疫不全状態を示唆する病歴、特に家族歴、既往歴、現在診療を受けている疾患・それに対する治療等に関する確実な問診や、免疫不全状態を示唆する理学的所見の確認が必要である。●すでに免疫不全状態があると判明している場合、予防接種ごとに接種可能かどうかを慎重に判断する。●場合によっては免疫不全状態であるがゆえに、積極的にワクチンを接種しなければならない。
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