特集 Evidence Update 2021 最新の薬物治療のエビデンスを付加的に利用する
エキスパートが注目する最新エビデンスをアップデート! 抗真菌薬
武田 龍馬
1
,
山田 和範
1中村記念病院 薬剤部
キーワード:
ヒストプラズマ症
,
抗真菌剤
,
真菌症
,
発熱
,
Evidence-Based Medicine
Keyword:
Evidence-Based Medicine
,
Histoplasmosis
,
Mycoses
,
Fever
,
Antifungal Agents
pp.127-131
発行日 2021年1月5日
Published Date 2021/1/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2021106238
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎広域抗菌薬治療にもかかわらず発熱が持続する血液疾患患者の発熱性好中球減少症の治療には、キャンディン系薬の方が非キャンディン系薬より死亡率や有害事象が低いことが示された。◎進行性播種性ヒストプラズマ症の導入療法において、アムホテリシンBはデオキシコール酸製剤よりもリポソーム製剤の方が治療成功率は高く、腎障害の発生率が低いことが再確認された。◎進行性播種性ヒストプラズマ症の維持療法における抗真菌薬の投与期間と抗レトロウイルス療法の開始時期については新たなエビデンスはなかった。
Copyright© 2021 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.