特集 β遮断薬 これまで集積されたノウハウと薬物治療の最前線
β遮断薬の日米欧ガイドラインにおける位置づけとエビデンス 不整脈
池田 隆徳
1
1東邦大学 大学院医学研究科循環器内科学
キーワード:
Adrenergic Beta-Antagonists
,
抗不整脈剤
,
心室細動
,
心拍数
,
心不全
,
心房細動
,
多剤併用療法
,
経口投与
,
経皮投与
,
頻拍-心室性
,
不整脈
,
診療ガイドライン
,
貼付剤
,
Potassium Channel Blockers
,
静脈内注射
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Anti-Arrhythmia Agents
,
Drug Therapy, Combination
,
Ventricular Fibrillation
,
Heart Rate
,
Heart Failure
,
Injections, Intravenous
,
Adrenergic beta-Antagonists
,
Administration, Oral
,
Tachycardia, Ventricular
,
Practice Guidelines as Topic
,
Administration, Cutaneous
,
Potassium Channel Blockers
,
Transdermal Patch
pp.2937-2942
発行日 2020年8月5日
Published Date 2020/8/5
DOI https://doi.org/10.15104/J01461.2020348682
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>◎β遮断薬は頻拍時の心拍数減少効果や交感神経活動の緊張緩和などで、不整脈治療に使用されることは多い。◎不整脈領域においては、上室不整脈、特に心房細動におけるレートコントロール目的で最も使用されている。◎心不全に合併した心房細動のレートコントロール療法では、β遮断薬は経口剤のみならず、貼付剤や静注剤も使用されている。◎心室頻拍・心室細動の抑制目的で、静注用β遮断薬を使用する機会が増えてきている。◎難治性の心室頻拍・心室細動に対してβ遮断薬を使用する場合、III群抗不整脈薬と併用するのが基本である。
Copyright© 2020 NANZANDO Co.,Ltd. All Rights Reserved.