Japanese
English
研究ノート
看護学生の将来の高齢者ケア選択への関連要因
Factors in Influencing Career Decisions When Student Nurses Choose to Work at Geriatric Unit
前田 惠利
1
,
谷村 千華
1
,
大庭 桂子
1
,
野口 佳美
1
Eri Maeda
1
,
Chika Tanimura
1
,
Keiko Oba
1
,
Yoshimi Noguchi
1
1鳥取大学医学部保健学科成人・老人看護学
1Department of Adult and Elderly Nursing, School of Health Science, Faculty of Medicine, Tottori University
キーワード:
看護学生
,
高齢者
,
職場選択
,
臨地実習
,
エイジズム
,
nursing student
,
elderly
,
career choice
,
clinical practice
,
ageism
Keyword:
看護学生
,
高齢者
,
職場選択
,
臨地実習
,
エイジズム
,
nursing student
,
elderly
,
career choice
,
clinical practice
,
ageism
pp.65-71
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
本研究は、看護学生が「将来高齢者を看護する職場で働きたい」とする意志に関連する要因を探ることを目的にした,自記式質問紙を用いた集合調査である.対象は,卒業を間近にした看護学校の3年生で,すべての授業および臨地実習を終了した時点の240名である.「将来高齢者を対象とした職場で働きたい」とする意志に影響した要因は,「臨地実習を通じて高齢者への理解が深化したこと」,「エイジズム傾向が弱いこと」であり,「祖父母によく世話を受けた経験があること」,「臨地実習で高齢者とコミュニケーションが成立したこと」が関連要因であった.臨地実習で高齢者理解を深める指導,エイジズムを弱める教育により,看護学生に将来の高齢者看護への選択を促すことが可能であるという示唆を得た.
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