Japanese
English
報告
熟練看護職に関する文献から考える助産学における熟練の検討
Study of expert in associate midwifery-academic research that thinks from document concerning expert nursing
渡邊 淳子
1
Junko WATANABE
1
1東京医療保健大学東が丘看護学部
1Tokyo Healthcare University Faculty of Nursing at Higashigaoka Division of Nursing
キーワード:
熟練
,
熟練助産師
,
助産学研究課題
,
文献検討
,
expert
,
expert midwife
,
assignment of midwifery-academic
,
literature review
Keyword:
熟練
,
熟練助産師
,
助産学研究課題
,
文献検討
,
expert
,
expert midwife
,
assignment of midwifery-academic
,
literature review
pp.31-41
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200016
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目的
熟練助産師・熟練保健師・熟練看護師について記載されている国内文献を分析し、熟練助産師における研究の課題を明らかにする。
対象と方法
医学中央雑誌Web版(Ver.4)を用いて、2000年1月から2010年6月までの熟練看護職者に関する国内文献の検索を行い、その結果80件の文献を対象とした。得られた文献を精読し、内容分析を行った。
結果
研究で用いられている熟練という用語には、幅があり、用語の曖昧さが確認された。熟練者に関する研究では、ケアに関する文献が最も多く、次いで多いのは熟練者の判断に関する文献であった。熟練助産師に関わる研究は、10件であり、そのうち5件は実験調査であった。さらに熟練助産師の実践を詳細に記述した文献も少なく、熟練助産師のもつ技と知恵の伝承が困難な状況にある。
結論
今後の課題は熟練助産師の実践内容を詳細に分析し、また、熟練者の実践のエビデンスを調査し、エビデンスをつくる必要がある。さらに状況を踏まえた詳細な助産実践の事例を積み重ねていく必要がある。
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