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資料
助産師からみた妊婦健康診査体制の現状と問題点—妊婦のセルフケア能力を育む母子健康手帳補足版の検討
The current situation and problems of gynecological checkup in the eyes of midwives: A study on a supplemental booklet to the Maternal and Child Health Handbook
齋藤 益子
1
,
山﨑 圭子
1
,
遠山 珠未
1
,
米山 万里枝
2
,
石川 紀子
3
,
久保 絹子
4
,
有賀 いづみ
5
,
橘田 久子
6
Masuko SAITO
1
,
Keiko YAMAZASKI
1
,
Tamami TOYAMA
1
,
Marie YONEYAMA
2
,
Noriko ISHIKAWA
3
,
Kinuko KUBO
4
,
Izumi ARIGA
5
,
Hisako KITTA
6
1東邦大学医学部看護学科
2東京医療保健大学医療保健学部看護学科
3恩賜財団母子愛育会愛育病院
4東邦大学医療センター大森病院
5東邦大学医療センター佐倉病院
6大森赤十字病院
1School of Nursing Faculty of Medicine, Toho University
2School of Nursing, Department of Healthcare, Tokyo Healthcare University
3Maternal and Child Health Center Aiiku Hospital
4Toho University Omori Medical Center
5Toho University Sakura Medical Center
6Omori Red Cross Hospital
pp.43-49
発行日 2010年12月1日
Published Date 2010/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7011200017
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我々は、昨年度から妊婦の主体性を引き出すためのツールとしての母子健康手帳のあり方について検討してきた。昨年は、妊婦の主体性を引き出すために改変した母子健康手帳について、産後の母親と助産師を対象に調査を行った。
そこで今年度は、母子健康手帳のなかでも前半の妊婦健診時に使用する部分に注目して検討を行った。妊婦健診時に、妊婦が記載したチェック内容を確認し、その状況に合わせて個別に保健指導を実施することで、妊婦と医師・助産師との対話が多くなり、妊婦のセルフケア能力が向上するのではないかと考え、母子健康手帳の母子健康手帳補足版対話編全6頁を作成した。また、専門家の意見を踏まえて母子健康手帳補足版の評価のための調査票を作成した。
今後は、実際に妊婦に母子健康手帳補足版の使用を試み、妊婦のセルフケア能力がどの様に変化するかを明らかにしていく予定である。併せてそれに関った助産師に意見を求め、これからの妊婦健診のあり方を検討していくことが課題である。
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