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特集1 「日本老年看護学会第23回学術集会」
教育講演
『臨床倫理』へのいざない—ACP(アドバンスケアプラニング)とDNAR指示
The Importance of Clinical Ethics for End-of-Life Care: DNAR-order as Advance Care Planning
箕岡 真子
1,2
Masako Minooka
1,2
1東京大学大学院医学系研究科
2箕岡医院
1The University of Tokyo Graduate School of Medicine
2Minooka Clinic
pp.28-33
発行日 2019年1月31日
Published Date 2019/1/31
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
1.なぜ『臨床倫理』が重要なのか
日常臨床において,医学的視点だけでなく,倫理的視点についても熟慮することの重要性が認識されてきている.
『臨床倫理』は,臨床現場において,患者の人格を尊重し,その尊厳に配慮することを目的とする学問である.実践的には,日常臨床において,医学的に適切な医療を実践するとともに,患者や家族とのコミュニケーションを通じて,患者の人生観や価値観を尊重し,本人のQOLの向上やwell-beingに寄与することを目指している.このような臨床倫理の実践の結果,よりよい医療者─患者関係が構築できるのである.
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