連載 地域移行の時代に“避けて通れない” 「身体疾患」治療・ケアのパラダイムシフト・6【最終回】
DNAR指示について考え直す
石田 琢人
1
1東京都立松沢病院内科
pp.68-72
発行日 2025年1月15日
Published Date 2025/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134327610280010068
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身体的なリスクを持った患者さんが入院するとき、“DNARをとる”という言葉が使われることがあります。これは、医療者の側からすると、精神科病院では十分な治療ができないことを理解してもらって訴訟を回避する、という意味合いが込められていると思います。ただ、このDNAR(Do Not Attempt Resuscitation)という言葉は間違って使われていることが多く、DNARをとったから訴訟が回避できるとは限りません。
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